ブログ-2019年
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久里屋設計界隈散策-その113 うりんこ劇場
2019-11-30
うりんこ劇場は当社から南西へ約500mに位置しており名東区八前一丁目地内にあります…京命一丁目交差点と山の手一丁目の交差点の間にあり、千種区と名東区の境近くにあります。ここを北へ抜けると香流川・矢田川を渡って守山区苗代交差点方面へつながり南へ抜けると亀鳥・地アミ交差点方面へとつながっています。京命交差点から南へ160mくらいにあり市バス停留所“宮根”から徒歩3分ほど歩いたバス通り沿いで市営つつじが丘団地の西側にあり、周辺は閑静な住宅地が拡がっている地域です。
劇団うりんこは1973年に8人の若者が始めたそうです。1986年に此の地に劇場をつくり地域に根差した活動をしてきたとのことです。うりんことはイノシシの子供のことです…イノシシの子供の背中にはまくわ瓜みたいな縞模様が入っていて瓜の子供のように見え“うりっこ“・“うり坊”などと呼ばれています。素敵な舞台を届けにイノシシみたいにまっすぐ走っていこうと劇団名にしたそうです。劇場近くに猪子石地区があり猪にまつわる話が伝わっていますので建設場所としてこの地を選んだのでしょうか。
多様な年齢の観客へ向けて作品がつくられておりうりんこ劇場には毎年3000人以上の人々が鑑賞に訪れています。子供たちに優れた文化をと、母親たちが中心になって鑑賞と子育ての運動をしている全国の劇場・おやこ劇場と共に歩んでいるのがうりんこ劇団だそうです。また劇団うりんこはうりんこ劇場で公演するだけではなく、児童劇専門の劇団として主に東海三県を中心に小中高の教育現場で出張公演もしていて文化庁の巡回公演に採択されています…公演地域は北海道から沖縄まで全国に及びます。
劇団には後援会があり“後援会会員”になると年間2作品に招待され“ゴールド会員”になると主演公演すべてに招待されるとのこと。何れも俳優との交流・会員のためのステージ・公演時のバックステージツアー・公演の割引などの特典があるとのこと。また演劇に興味を持つ全ての人々にとって「学びの場」となるための演劇研究所をやっていて経験豊富な現役舞台俳優が講師をしています。ここの卒業生の中には東京・名古屋など舞台俳優・アナウンサー・声優として活躍している人が大勢いるそうです。