ブログ-2019年
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久里屋設計界隈散策-その112 ピースあいち
2019-10-31
ピースあいちは当社から南へ約1.1kmの名東区よもぎ台二丁目地内にあります。地アミ交差点と平和が丘5交差点のちょうど真ん中のよもぎ台交差点そばにあり、地アミ交差点から西南へ200mほど行った表通りに面した北側にあります。駐車場は3台ありますが1台は障害者用なので公共交通で行ったほうがよさそうです。公共交通で行く場合には地下鉄東山線上社駅から市バス上社11番系統じあみバス停で下車してそこから西へ徒歩3分で行くか、地下鉄東山線一社駅①番出口から北へ徒歩12分で行けます。
ピースあいち誕生の起源は1993年有志が集まって愛知県内で戦争資料館をつくろうと言う運動にあります。愛知県・名古屋市にも呼びかけましたが中々実現できずにいたところ2005年5月に幸いにも加藤たづさんと言う方が資料館建設にと所有地と私財一億円を寄付して下さり市民主体で2年の歳月をかけて建設し2007年5月に完成オープンしました。2010年8月に教育委員会から「博物館相当施設」に指定されました。設立・運営はNPO法人平和のための戦争メモリアルセンター設立準備会が行っています。
戦争と平和がテーマの資料館は三階建となっており、一階は交流スペース・第4展示(現代の戦争と平和)・事務室、二階がメイン展示場となっていて第1展示(愛知県下の空襲)・第2展示(戦争の全体像-15年戦争)・第3展示(戦時下のくらし)・映像コーナー、三階は企画展示室・NPO事務室となっています。二階展示室では戦争の歴史や巻き込まれた人達の声を知ることができます。開館日時間は火曜日~土曜日(祝日は開館)の11:00~16:00、入館料が必要で大人300円、小中高生100円となっています。
戦争は人が人をあやめる犯罪行為です。理由はともかく今でも世界のあちこちで未だ戦争が行われている現実があります。私達日本人は平和ボケして戦争なんて関係ないと思っている人も随分多いと思いますが、日本人が平和な生活を維持する為に戦争と何らかの因果関係で繋がっている可能性もあながち否定できませんので全く関係ないとも言えないのかもしれません。多くの人がこの施設を訪れ過去から今日に至るまで何が起きているのかを知り戦争犯罪の悲惨さを記憶に留め続けるべきだと思います。