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ブログー2018年

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賃貸住宅見晴台 供給過剰地域で新築入居率悲惨

2018-07-31
 都会の一部地域ではいまだに投資型賃貸住宅の完成が続々と続き建築ラッシュの異様な光景が拡大しています。しかし供給過剰が言われて久しいのになお性懲りもなく投資型賃貸住宅が建ち続けていますので、最近完成した投資型賃貸住宅が地域によっては完成時に入居が殆どない物件が増えていると言う話をよく耳にします。世の中人手不足ですが賃貸住宅は入居者不足なのです。この事実は隠すことができませんので一般の人でも既に及び知ることとなり警戒感を強くしている人が多くなってきました。
 それなのになおこれから投資型賃貸住宅を買おうとか、建てようとか言う人の話をいまだに聞きますので唖然とさせられます。スルガ銀行のかぼちゃの馬車事件や詐欺もどきのサブリーストラブル問題を思い出してください。まだ執着しているのは余程頭がおかしいか狂っているとしか思えません。自らの体力も弱まってきた銀行はこの事実を知っていますので、借入金返済の心配のない資産家は別として火の粉を浴びる危険を感じて投資型不動産の融資には応じなくなりました。しごくもっともな話です。
 苦肉の策で最初に設定していた相場よりも高過ぎる家賃を慌てて相場並みに下げてもそもそも需要を大幅に上回る住戸数をつくっているのですから部屋が埋まるはずもありません。おまけにこけおどしのデザインでつくられていても、目いっぱい投資型賃貸住宅業者が儲かる企画・設定なので商品的にも入居者にとってもあまり魅力が感じられません。住み心地のよい既存の賃貸住宅に住んでいる人々からすれば何の魅力も感じられず、家賃を相場に下げてみても結局相手にされず振り返ってもらえません。
 もはや投資型賃貸住宅はこのまま他の既存の不良ストック賃貸住宅の仲間入りをするしかありません。これは欲ボケの投資家・購入者の自己責任でお気の毒様と言って済まされる問題ではないのです。この大量の不良ストックが賃貸住宅の家賃相場を押し下げる悪影響を及ぼします。これは単身者向け1Kだけが地獄になるだけでは済みません。そう考えるとますます賃貸住宅の選別に拍車がかかることは間違いありません。入居者が納得できる優良賃貸住宅でないと生き残れなくなること請け合いです。
 

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